単語から学ぼう！再エネ関連用語集
[ 揚水発電 ]
pumped storage
揚水発電とは、水力発電所と同じように「水の力で水車を回して電気を作る」のですが、「発電のために使う水を汲み上げる＝揚水する」ことです。
電気は発電しても蓄電池がないと貯めておくことが出来ないので、水の形で電気を貯える「蓄電池」のような役割を担っています。
発電所をはさんで上部と下部のダムを築き、水を溜める調整池を作り、上部調整池から下部調整池に水を流下させて発電します。電力の使用量が少ない時間に水車を逆回転させて上部調整池に水をくみ上げ、必要な時に水を流下させて電気を作り出しているのです。
今までの揚水発電は、電気の使用量が少ない夜に水をくみ上げ電気の使用量が多い昼間に電気を作っていましたが、最近では昼間の太陽光で発電した電気を利用して揚水を行い、夜に発電する機会を増やすことで、夜間の電力需要を支えています。
日中に太陽光で発電された余剰電力を揚水動力に活用することで、電力量と供給量のバランスを取っているのです。