地球温暖化とは、地球を平均14℃に保ってくれている温室効果ガスが、ヒト起源やエネルギー起源によるCO₂などの増加により、熱が放出されず地表に溜まり過ぎて気温が上昇している現象のことを指します。

産業革命以降（18世紀後半）、産業活動が活発になると同時に化石燃料によるエネルギー利用が増え、二酸化炭素・メタン・フロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて、大気中の濃度が高くなり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇し続けているのです。
地球温暖化が進むと集中豪雨や猛暑などの異常気象、生態系への影響による食糧不足、様々な気候の変化を引き起こすため「気候変動」とも呼ばれています。

地球温暖化を止めるためには、CO₂などの温室効果ガスの排出量をゼロにする「カーボンニュートラル」を実現することが必要となります。
2015年に採択されたパリ協定では、地球の平均気温を産業革命前からの平均気温を2℃以上あがらないようにし、気温上昇を 1.5℃までに抑える努力を追及することを目的としています。この目的を達成するためには、今世紀後半にカーボンニュートラルを早期に達成できるよう、各国において温室効果ガスの削減目標を作成することとなっています。
地球温暖化によって引き起こされている問題は気温上昇だけでなく、海面上昇・農作物への影響・生態系への影響・私たち人間への影響など地球規模の問題です。
この問題を解決するために必要な行動を全世界で取り組んでいくことが急がれています。