洋上風力発電とは、陸上風力発電（風力発電）の様に地上に設置されるものではなく、海の上に「風力発電機」の設備を設置し、海の上を吹く風の力を利用して風車を回し発電機を通じて電気に変換する発電方法です。

太陽光発電や陸上風力発電等と比べ、安定的で効率的な発電や風車の大型化による大出力の発電とコスト削減が可能なことから、 欧州を中心に近年急速に導入が進んでいます。
日本でも2019年に海洋再生可能エネルギ一発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律「再エネ海域利用法」が施行され、全国的に検討が進められています。

佐賀県は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO)が公表した風況マップにより、 複数の事業者から唐津市等沖が洋上風力発電の適地と評価されています。
洋上風力発電事業の誘致は、雇用の創出・漁礁効果などを期待する声がある一方、漁業や景勝地からの眺望への影響を懸念する声も寄せられています。
佐賀県では、こうした様々な声に真摯に向き合い、眺望への影響にも十分配慮しながら、漁業と協調した洋上電力発電事業の誘致に取り組んでいます。

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